【女子ソフト連載・監督に聞く(6)】戸田中央総合病院・田上美和監督

[ 2020年8月29日 12:00 ]

戸田中央総合病院・田上美和監督(C)公益財団法人日本ソフトボール協会
Photo By 提供写真

 《決勝T進出へ団結力と若手の成長がカギ》

 ―昨シーズン(12勝10敗の7位)を振り返って。
「勝ち越せたことは良かったがそこで満足しているようではダメ。勝てた試合もあったし、取りこぼしもあった。余分な点を与えない、点を取れる時にきちんと取れるように」

 ―今年のスローガンは『All For The Win!~全員総力~』
「チーム力で勝つ。団結した時が強い。逆転もあったり、ここという時に集中してみんなが一つになって、すごいなと思われるチームにしたい」

 ―新型コロナウイルスによる自粛期間をどう過ごしたか。
「個人でトレーニングしていた。選手たちは病院の受け付けなど医療に従事している。コロナの受け入れ病院ではないが疑わしい方も来られる状況。緊急事態宣言が解除されてからも仕事をしながらなので、一気にペースを上げていくことはできなかった。チーム練習再開後はソフトボールができる喜び、感謝の思いが選手から伝わってきた。それでも疲れで免疫が下がっている状況で病気になってもいけないので追い込む必要がある中で追い込む練習ができない、そのバランスが難しかった」

 ―新型コロナウイルスがシーズンに与える影響は。
「遠征に出るのが怖い状況。ホテルに行くのも食事に行くのも怖い。誰か一人でも感染者を出してしまうと…。色々考えてしまう。試合ではマスクを付けるといつも以上に暑さを感じるし、距離を取るので作戦の声が周りに聞こえるかもしれない。難しいがガイドラインをしっかり守ってやるしかない。ソフトボールは比較的密集した中でのスピード感や団結した姿も一つの見せ場。この状況でお客さんにいかに楽しいと思ってもらえるかを考えないと」

 ―注目する野手は。
「ベストナインの坂本や田中が中心になってくる。長打を増やしたい願望はずっとある。水戸が昨年本塁打を打てるようになったように、若い選手がいかに伸びてくるか。チーム全体が成長していけるように」

 ―注目する投手は。
「日本人投手を絶対育てていきたい思いがある。中村、星加に期待している。その2人とテーラーを組み合わせてやっていきたい」

 ―新戦力で注目は。
「クレッチマン、松木には注目している。クレッチマンは打席に立つと雰囲気を持っていて怖い。警戒するとボールが多くなったりもするだろう」

 ―今季の課題は。
「得点力。走者が出るが得点圏で点数が少なかった。得点圏での勝負強さが課題になってくる」

 ―具体的な戦い方は。
「メンバーがほとんど変わっていないのでやることはそこまで変わらない。無駄な1点を与えない。得点力が少し欠けるのでそこが課題になってくる」

 ―後半戦のみとなった今季に向けて。
「一回勝負。その一回に全力でかける思い、見ていておもしろいなと思えるような熱い試合をしたい。今はどのチームも同じようなレベルになってきている。どの対戦も落としたくない。決勝トーナメントに行かないと意味がないという感じ」

 ―最後にファンへのメッセージを。
「このコロナの影響でチームだけでなく、ソフトボール界全体が新しい形に見えるのではないかと思う。その中で、見ていて感動するような、このチームを応援したいなというチームにしたい。チーム力を見ていただきたい」

 ※戸田中央総合病院・田中江理奈選手へのインタビュー動画は、弊社YouTube公式チャンネル「スポニチチャンネル」(https://www.youtube.com/channel/UCCDmd01WsuFBF8n3yMjHQ1A)において8月29日正午頃、公開予定です。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「NBA」特集記事

2020年8月29日のニュース