新大関・朝乃山が白星発進 遠藤金星!鶴竜に土つけた 約半年ぶりの有観客開催

[ 2020年7月19日 17:53 ]

朝乃山(右奥)は隆の勝を送り出しで破る (撮影・西川祐介)
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 4カ月ぶりの本場所となる大相撲7月場所が19日、東京・両国国技館で初日を迎えた。1月の初場所以来、約半年ぶりの有観客開催で、新大関の朝乃山(26=高砂部屋)が前頭2枚目の隆の勝(25=千賀ノ浦部屋)を送り出しで破り、白星発進した。

 朝乃山は立ち会いでしっかり踏み込んであたると、上手をつかんで振り回し、隆の勝を一気に送り出した。

 カド番の東大関・貴景勝(23=千賀ノ浦部屋)は西前頭筆頭・豊山(26=時津風部屋)を押し出しで破り白星。

 西横綱・鶴竜(34=陸奥部屋)は東前頭筆頭・遠藤(29=追手風部屋)に敗れ初日に土がついた。

 45度目の優勝を狙う東横綱・白鵬(35=宮城野部屋)は結びの一番で西小結・隠岐の海(34=八角部屋)と対戦。一瞬危うい場面があったが、肩透かしで勝利した。

 新型コロナウイルス感染防止のため入場制限を行い、定員約1万1000人の4分の1となる約2500人が念願の生観戦を楽しんだ。館内では感染防止対策を徹底。常時マスク着用が義務づけられ、大声での声援は禁止で、応援は拍手が推奨された。4人用のマス席は1マスに1人が座った。

 横綱の土俵入りでは、これまで「よいしょ!」の声援が飛んだ“せり上がり”で掛け声はなく、観客は拍手を送っていた。

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