寺本明日香 “集大成”は羽生と同一曲で舞う!アキレス腱断裂から9月復帰を視野

[ 2020年7月16日 05:30 ]

2月に左アキレス腱を断裂した寺本は復帰を見据えて練習に励んでいる(ミキハウス提供)
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 体操女子で五輪2大会連続出場の寺本明日香(24=ミキハウス)が15日、オンラインで取材に応じた。2月6日の練習中に左アキレス腱を断裂。負傷直後は引退を覚悟したが、翌日の手術後には、後悔しないために現役続行を決意した。3月には新型コロナウイルスの影響で東京五輪が来夏に延期に。「無理してやろうとしていた時期だったので、無理しなくていいんだと思った」と話した。

 9月の全日本シニア(群馬)での復帰を視野に入れる24歳は、体操での目標に「人生を語る演技」を掲げる。「床は特に語れる演技をしやすい。この曲で終わりたい」。集大成にふさわしい一曲は、フィギュアスケート男子の羽生結弦(25=ANA)が舞った「Origin」だ。「一番最後に披露したい」と今季は封印し、五輪イヤーの来季に投入予定。「さらに語るものができると思う」。大きな試練を乗り越えた先に、名演が待つ。

 ▽Origin 羽生結弦が18~19年シーズンと、19~20年シーズンの全日本選手権までフリーで演じたプログラム。羽生が尊敬するエフゲニー・プルシェンコ氏(ロシア)の伝説的なプログラム「ニジンスキーに捧(ささ)ぐ」をアレンジした。

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2020年7月16日のニュース