田中美紀が初優勝!後半チャージで逆転 九州女子アマゴルフ

[ 2020年7月16日 05:30 ]

第50回九州女子アマゴルフ最終日 ( 2020年7月15日    福岡県糸島市 志摩シーサイドカンツリークラブ=6408ヤード、パー72 参加選手72人 )

<九州女子アマゴルフ>前半の2打差を逆転して初優勝した田中は優勝カップを手に笑顔
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 福岡・沖学園高ゴルフ部出身でプロ志望の研修生、田中美紀(21=玄海)が初優勝を決めた。競技は新型コロナウイルス感染防止対策を取って行われ、首位タイで出た田中は前半にスコアを伸ばした山田萌結(17=NHK学園高2年)に2打差をつけられたが、後半に盛り返し最終18番でバーディーを決めて逆転した。

 山田と、前日4位から浮上した竹田麗央(17)、福岡・香春中3年の前田愛結(あゆみ、14)が2位に並んだ。昨年優勝の水木春花(18)は14位だった。

(主な上位成績)
―3(1)田中美紀 141(70・71)
―2(2)竹田麗央 142(71・71)
  (2)前田愛結 142(70・72)
  (2)山田萌結 142(70・72)
―1(5)皆吉愛寿香 143(73・70)

 最終日のバックナインで田中が鮮やかな逆転を決めた。「前半終わって2打差をつけられたので後半はアンダーを出すしかないと気合を入れた」。アウトで山田に後れを取ったが、13番で2メートルを沈め15番はチップイン。1打差に迫って迎えた18番で、山田が寄せ切れずにボギーを叩くと田中はピン奥2メートルのバーディーパットを放り込み土壇場で逆転した。

 小6でゴルフを始めて沖学園中、高とゴルフ部一筋。1998年生まれで勝みなみ、新垣比菜らと同じ“黄金世代”だが「私は部内でも力は真ん中。全然目立ってなかった」という。だが昨年の九州女子アマで12位に入り日本女子アマに初出場した。「私でもやれると自信が持てた」と勢いに乗って女子プロテストを初受験。2次で落ちたが再挑戦の闘志は衰えない。

 6月のLPGAアース・モンダミンカップで3位に入った同じ年の田中瑞季とは、1字違いのそっくりネーム。「天と地の差はあるけれど、いつか追いつけるように頑張りたい」。来春に延期されたプロテストへの自信が膨らんだ。

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