北京五輪リレー銀メダリストの塚原直貴さんがコロナ感染 28日に三重・鈴鹿で練習会

[ 2020年3月31日 22:10 ]

塚原直貴さん
Photo By 共同

 富士通は31日、陸上部アドバイザーで2008年北京五輪男子400メートルリレー銀メダリストの塚原直貴さん(34)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。軽症だが、30日に入院した。同社陸上部には東京五輪男子マラソン代表の中村匠吾や同50キロ競歩代表の鈴木雄介らが所属するが、感染判明前の2週間は選手と接触はないという。

 塚原さんは28日に三重県鈴鹿市で練習会の講師を務め、その後に体調不良と発熱のため同県内の病院で受診。熱が下がらず、30日にPCR検査を受けて感染が確認された。同社は塚原さんの希望で実名を公表した。

 三重県によると、鈴鹿市のスポーツ教室「イムラアスリートアカデミー」が開いた28日の練習会には他県からも含め計82人が参加、未就学児もいた。県は検査を受けるように呼び掛けている。塚原さんは練習会と別に、三重県内で同行者を含む9人とも接触していた。

 塚原さんは陸上男子100メートルで日本選手権を06年から3連覇。北京五輪の400メートルリレーで第1走者を務め、16年に現役引退した。

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2020年3月31日のニュース