柔道・井上監督 東京五輪延期で来年まで続投へ

[ 2020年3月31日 12:01 ]

柔道の井上康生全日本男子監督
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 全日本柔道連盟の金野潤強化委員長(53)は31日、今年9月末で任期満了となる男子日本代表の井上康生監督(41)について、来年7月23日~8月8日への延期が決まった東京五輪まで続投させる方針を示した。東京都文京区の講道館で行われた会議後に明らかにしたもので、「理事会で決定しないといけないが、個人的にはお願いしたいと考えている」と語った。

 全柔連の内規では、代表監督の任期は最長2期8年までと規定している。東京五輪の延期が決まったことで、内規通りなら井上監督は五輪を待つことなく退任となるが、「監督もそうだが、他のメンバーを含めて強化に当たってほしい。井上監督ももう1年やることに関して使命感を持っている。引き続きやりたいという意志は持っていると思う」と金野氏。各階級の担当コーチを含めて東京五輪まで留任させる意向を示した。

 全柔連の中里壮也専務理事も今月25日に「規定を変えて対応するしかない」と話し、井上監督の続投を支持する考えを示している。来月中旬にも行われる理事会でもスムーズに承認される見込みで、「井上ジャパン」で集大成となる東京五輪へと突き進む。

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2020年3月31日のニュース