球宴のチーム編成が決定 ジェームズとアデトクンボ両主将がドラフトで指名

[ 2020年2月7日 10:50 ]

故ブライアント氏の追悼セレモニーでスピーチするレイカーズのジェームズ(AP)
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 NBAオールスターゲーム(16日=シカゴ)で対戦する「チーム・レブロン」と「チーム・ヤニス」のチーム編成が6日に決まった。東西両地区で最多投票を集めて主将となったバックスのヤニス・アデトクンボ(25)とレイカーズのレブロン・ジェームズ(35)が先発とリザーブ選手の計22人の中から「ドラフト」で指名したもので、「トップ指名権」を得ていたジェームズはレイカーズのチームメートでもあるフォワードのアンソニー・デービス(26)を指名。続いてアデトクンボは76ersのセンター、ジョエル・エンビード(25)の名前をコールした。

 今回の球宴では競技方式を変更。1月26日にヘリコプターの墜落事故で死去した元レイカーズのコービー・ブライアント氏(享年41)を追悼するための新方式で、時間無制限となる第4Qは第3Q終了段階でリードしたチームの得点に、ブライアント氏の現役後半の背番号にちなんで「24点」を加えた数字が“ターゲット・スコア”となる。たとえば「チーム・レブロン」が第3Q終了時に、「チーム・ヤニス」を105―98としていた場合、ターゲット・スコアはリード側の得点に24点を足した129点。一方、チーム・ヤニス側は31点を加えて先に129点をマークすれば勝者となる。

 第1~3Qの競技方式も変更。各クオーターが終わるたびにスコアは「0―0」に戻され、そのクオーターでより多くの得点をマークしたチームに寄付先を決めることができる10万ドル(約1100万円)のチャリティー資金が手渡される。チャリティー資金の総額は50万(約5500万円)で、最終スコアで勝者となったチームが20万ドル(約2200万円)の資金を獲得。仮に1~3Qと最終スコアですべて同じチームが勝った場合(10万ドル×3+20万ドル)には、敗者のチームにも10万ドルが贈られる。

 「チーム・レブロン」は、墜落事故でブライアント氏とともに亡くなった次女ジアナさん(享年13)がユースチームでつけていた背番号2のユニフォームを全員が着用。「チーム・ヤニス」はブライアント氏が現役後半でつけていた背番号24のユニフォームを着て試合を行う。

 なおドラフト指名で決まった「チーム・レブロン」と「チーム・ヤニス」のメンバーは以下の通り。

 <チーム・レブロン>

 ▼先発
(1)アンソニー・デービス(レイカーズ・F)
(3)カワイ・レナード(クリッパーズ・F)
(5)ルカ・ドンチッチ(マーベリクス・G)
(7)ジェームズ・ハーデン(ロケッツ・G)

 ▼リザーブ
(10)デイミアン・リラード(トレイルブレイザーズ・G)
(12)ベン・シモンズ(76ers・G)
(14)ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ・C)
(16)ジェイソン・テータム(セルティクス・F)
(18)クリス・ポール(サンダー・G)
(20)ラッセル・ウエストブルック(ロケッツ・G)
(22)ドマンタス・サボニス(ペイサーズ・F)

 <チーム・ヤニス>

 ▼先発
(2)ジョエル・エンビード(76ers・C)
(4)パスカル・シアカム(ラプターズ・F)
(6)ケンバ・ウォーカー(セルティクス・G)
(8)トレイ・ヤング(ホークス・G)

 ▼リザーブ
(9)クリス・ミドルトン(バックス・F)
(11)バム・アデバイヨ(ヒート・F)
(13)ルディー・ゴベア(ジャズ・C)
(15)ジミー・バトラー(ヒート・F)
(17)カイル・ラウリー(ラプターズ・G)
(19)ブランドン・イングラム(ペリカンズ・F)
(21)ドノバン・ミッチェル(ジャズ・G)

 *カッコ内の数字は全体指名順位

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