“超厚底”新モデル、東京五輪OK!大迫&設楽、3・1東京マラソンで使用も

[ 2020年2月7日 05:30 ]

ナイキの次世代厚底シューズ
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 米スポーツ用品大手ナイキは5日、マラソンなどで好記録が続出し話題となっている厚底シューズの次世代モデルを発表した。米国で29日からインターネット販売する。昨年10月にエリウド・キプチョゲ(ケニア)が非公認レースで2時間を切ったときに着用し、反発力を生む炭素繊維のプレートが3枚入っているとされた試作品の市販モデル。現行の「ヴェイパーフライ」の3・3センチを超える“超厚底”は一時、規制のやり玉に挙がっていたが、英紙ガーディアン(電子版)によると、プレートは1枚で底の厚さは3・95センチで規定の4センチに収めた。世界陸連の新規則に適合するため東京五輪でも使用可能となっている。

 ナイキによると、次世代シューズの商品名は「エアズームアルファフライネクスト%」(アルファフライ)。特徴はシューズ前方に2つ搭載された「エアバッグ」で地面を蹴ったときの反発力が増す構造になっている。また、厚底部分は従来品よりもクッション性が向上しているという。

 日本では東京五輪代表最後の1枠を争う東京マラソン(3月1日)から実戦投入がありそうだ。関係者によると、大迫傑(ナイキ)、設楽悠太(ホンダ)ら日本人トップ選手は「アルファフライ」を履く可能性があり、すでに一部の選手は実物を手にしているという。東京五輪マラソン代表に内定している服部勇馬(トヨタ自動車)を指導する佐藤敏信監督は「東京五輪で使用可ということなので、選手は自分自身に合っているか見極めて、合うようなら使用すればよいと思う」とおおむね歓迎していた。

 世界陸連が1月31日に発表した新規則は靴底の厚さは4センチ以下で、プレートは1枚まで。今年4月30日以降の大会で履くシューズは4カ月以上、店頭かネットで市販されていることが条件となっている。「アルファフライ」はネット先行販売されるため、7~8月の東京五輪には間に合う。日本での発売時期や価格は未定だ。

 《100メートル用スパイク修正》英BBCなどによると「アルファフライ」と同時発表した100メートル用のスパイクが世界陸連の新規則に抵触しているため、ナイキが修正作業を行っているという。
 世界陸連はスパイクについては「靴底の厚さが3センチ以下」と新たな規定を設けていたが、厚さが基準を超えていたもよう。新スパイクは「アルファフライ」と同じくプレートと「エアバッグ」が搭載されている。

 《ミズノも新作発売へ》国内メーカーも新規則への対策を講じている。ミズノは独自素材のプレートを埋め込んだ新モデルを発売予定で、今夏としていた発売時期の前倒しを視野に入れている。
 アシックスも今春にトップ選手向けの「厚底」を売り出す予定で「うちはうちで五輪に向けて準備を進めていく」とした。

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