東関親方の通夜に550人 まだ41歳…師匠だった元高見山も駆けつけ「まだ若い」

[ 2019年12月18日 21:25 ]

笑顔の遺影が飾られた東関親方の祭壇
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 大相撲の元幕内・潮丸で、13日に血管肉腫のため41歳の若さで死去した東関親方(本名佐野元泰=さの・もとやす)の通夜が18日、東京都葛飾区の東関部屋で高砂部屋一門葬として営まれ、葬儀委員長を務めた日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)、大関の豪栄道、高安ら弔問に訪れた約550人が早すぎる別れを惜しんだ。祭壇には昨年2月の部屋落成パーティーのときの笑顔の遺影が飾られた。その笑顔の通り、生前は多くの人から親しまれており、親方衆は一門の枠を超えて60人近く集まった。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は相撲協会広報部を通じ、「まだ41歳と若く、高砂一門の後輩としても、とても残念に思います。先代から部屋を引き継いで伝統を守っていこうと奮闘し、新たな部屋を建て、これからというときでした。最後の1年間は闘病生活で、家族のため、力士のため復帰するという強い気持ちで頑張っていたところで残念でなりません。笑顔が絶えず、みんなに慕われていました。生前の功績をしのび、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」とのコメントを出した。

 東関親方の師匠だった元関脇・高見山の渡辺大五郎氏は「残念。まだ若い。こういうことになってしまって…。もう少しいてほしかった。(定年まで)あと25年あった」と悲しみに暮れた。関係者によると、東関親方が現役時代に付け人を務めた元横綱・曙も昼頃に弔問に訪れたという。

 戒名は「大優院東元泰善居士(だいゆういんとうげんたいぜんこじ)」。葬儀・告別式は19日正午から、同所で営まれる。

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2019年12月18日のニュース