羽生結弦「しっかりぶつかっていきたい」4年ぶり全日本へ闘志

[ 2019年12月18日 20:05 ]

<フィギュア全日本選手権開会式>開会式で笑顔を見せる(右から)田中刑事、羽生結弦、高橋大輔、宇野昌磨(撮影・小海途 良幹)
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フィギュアスケートの全日本選手権は19日、東京・国立代々木競技場で開幕する。4年ぶりに出場する男子の羽生結弦(ANA)が18日、会場で開会式に出席した後に取材に応じた。

 GPファイナルから中1週の厳しいスケジュール。大きな故障はなかったものの、「正直、大変でした。練習どころではなかったと言っても過言ではないくらい」と振り返る。限られた時間の中で懸命に調整を続け、この日の夕方に帰国。ファイナルのフリーで成功した4回転ルッツは、今大会は回避する可能性が高い。

 16年はインフルエンザ、17、18年は右足首負傷で立てなかった日本最高峰の舞台。公式練習には間に合わず、開会式に出席した羽生は緊張していた。「居場所なかったらどうしよう」。選手席の最前列に座り、高橋大輔(関大KFSC)と談笑。内容については「緊張して全然、覚えていないんですよ。ほんとに恐れ多くて」とし、「でも、なんか“久しぶりだね”って話と、あとはなんか、やっぱ、スケーターとしてのオーラがあったかなと思っています」と話した。

 同期の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)らともトーク。「懐かしい面々もいましたし、言葉をかわせて良かったなというか、すごく楽しかったです」。緊張はほぐれ、戦闘モードに突入。「あとはもう、ここからは試合なんで、みんな敵だと思っているんで、しっかりぶつかっていきます」。20日のショートプログラムは午後7時55分に登場。4年ぶり5度目の日本一に向かって、羽生が熱く舞う。

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