日本代表WTB福岡堅樹、トライ“弾き”出すピアノ効果「スポーツに必要な知能向上」

[ 2019年10月12日 09:00 ]

ラグビー日本代表・福岡堅樹選手
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 ラグビー日本代表の大一番となる13日のスコットランド戦(横浜・日産スタジアム)で、今大会初の先発メンバーに名を連ねたWTB福岡堅樹(27=パナソニック)。9月28日のアイルランド戦、今月5日のサモア戦でそれぞれトライを挙げた日本のスピードスターだが、その活躍ぶりで一気にクローズアップされているのが“ピアノ効果”だ。

 福岡は3歳からピアノを始め、中学3年までレッスンを受けていた。自ら「自分のステップのリズム感はピアノのおかげ」と公言するなど、その華麗なステップを支えているのがピアノの旋律であることを自覚している。実際、試合中も頭の中でベートーベンの曲が流れているというから驚きだ。

 フジテレビのバラエティー番組「ホンマでっか!?TV」でおなじみの人間性脳科学研究所・澤口俊之所長は「ピアノの習得は知能を全般的に上げる。スポーツに必要な知能も向上させる。ラグビーにおいては、瞬時に適切なプレーを選択する判断力、動作のタイミングやピッチ上での選手やボールの位置を把握、または予測する能力の向上が期待できる」と運動能力の向上にピアノが有効であることを認めた。テニスの錦織圭やプロ野球・西武の山川穂高らピアノが得意なアスリートは確かに多い。

 ピアノは両手を同時に使い、しかも微妙に違う繊細で高度な動きをするため、平衡感覚をつかさどる小脳や、バランス感覚を支える左右の脳をつなぐ脳梁(のうりょう)、創造性などの役割を担う前頭前野の発達を促進させるという。5~8歳くらいの時期に習うのが効果的で、週1回40分程度のレッスンでも十分だとか。「脳の発達を促す習い事の中でピアノ以上のものはない」と澤口所長。スコットランド戦が福岡のリサイタル会場と化した時、日本の初の8強進出も見えてくる。

 【他にもいる一流アスリート】

 ▼錦織圭(テニス) 母がピアノ講師だったため、3歳からピアノを習った。4歳でサッカー、5歳でテニスを始めた。関係者は「ピアノは左右の手を意識して使うため、後にテニスに良い影響を与えた」と話している。

 ▼山川穂高(野球) 高校野球の引退後にピアノ教室に通い、大学時代に独学でマスター。西武入団時も入寮時に電子ピアノを持ち込んだ。得意な曲は久石譲氏の「Summer」など。

 ▼本田圭佑(サッカー) 08年の欧州移籍後に始め、オランダのテレビ番組でジェームス・ブラントの「ユア・ビューティフル」を片方の手で披露。10年にロシアに移ってからも妻と練習を続け、左右の手で演奏できるようになったという。

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