安美錦 晴れ晴れ引退会見「幸せ。いい力士人生だった」

[ 2019年7月19日 05:30 ]

大相撲名古屋場所12日目 ( 2019年7月18日    ドルフィンズアリーナ )

引退の会見で涙をぬぐう元関脇・安美錦の安治川親方
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 17日に現役を引退した元関脇・安美錦の安治川親方が18日、夏場所会場のドルフィンズアリーナで会見し、「すっきりしている。好きな相撲をここまで長くやれて幸せ。いい力士人生だった」と細い目をさらに細めながら語った。両膝の負傷などで休場は11度に及んだが「相撲と向き合えたのはケガがあったから」と振り返った。

 22年半の現役生活の思い出の一番には17年九州場所千秋楽の千代翔馬戦を挙げた。左アキレス腱断裂を経て39歳で幕内復帰し、上手出し投げで勝ち越し17年ぶりの敢闘賞を決めた一番。「心に残っている」と思い返した。

 今後は伊勢ケ浜部屋の部屋付きとして後進の指導に当たる。「稽古場でやったことを土俵で出せる力士を育てたい。まわしを締めてどんどん胸を出す」と意欲を示した。

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