ウォリアーズ・デュラントはアキレス腱断裂か? 復帰戦で悪夢の負傷 チームに衝撃!

[ 2019年6月11日 14:50 ]

負傷したデュラントに声をかけるラプターズのラウリー(AP)
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 ウォリアーズは敵地でラプターズを下してファイナル3連覇に望みをつないだが、第2Qに右の足首付近を負傷したケビン・デュラント(30)はアキレス腱を断裂している可能性が出てきた。試合後に状況を尋ねられたウ軍のボブ・マイヤースGMは「MRI検査が終わるまでは何もわからないが、責められるべき人間はこの私だ。彼は最も誤解されている人間の1人。本当にいいチームメートであり、私は彼と知り合えたことが幸せだ」と涙をこらえながらコメント。デュラントは西地区準決勝第6戦(5月8日=対ロケッツ)で右足のふくらはぎを痛めて戦列を離脱。今オフにFAとなることから「無理をしないようにしているのでは?」という声が周囲で沸き起こっていたが、同GMはそういった“雑音”に対してデュラントを擁護する立場を示した。

 デュラントは9日の練習に参加。チームドクターからのチェックなどを受けてファイナル第5戦(10日=トロント)で今ポストシーズンでは10試合ぶりに戦列に復帰していた。序盤は好調で放った3本の3点シュートをすべて成功させて11得点を記録。しかし第2Qの2分すぎ、ラプターズのサージ・イバカ(29)との1対1となった際、レッグスルーからクロスオーバーのドリブルで突破を図ろうとした際に右足首を痛め、その場にうずくまってしまった。すぐにトレーナーとチームメートのアンドレ・イグダーラ(35)に支えられてロッカールームに姿を消したが、その後は患部に簡易ギプスを装着し、松葉杖をついて歩く姿がカメラにとらえられていた。

 ウォリアーズのスティーブ・カー監督(53)は「複雑な気分だ。信じられない勝利だったし、その一方で耐えがたい“損失”もあった」とファイナル3連覇に望みをつないだとは言え、勝者とは思えぬきびしい表情。土壇場で勝ち越しの3点シュートを決めたクレイ・トンプソン(29)も「彼(デュラント)が気の毒だし、とてもさびしい。彼がいないと同じチームだとは言えない」と語り、「我々はケビンのために戦う」と1勝3敗からの逆転優勝を心に誓っていた。

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