バレー女子元代表、栗原引退 プリンセス・メグの愛称 五輪2大会出場

[ 2019年6月5日 05:30 ]

栗原恵
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 バレーボール女子の元日本代表で「プリンセス・メグ」の愛称で親しまれたアタッカー栗原恵(34)が4日、自身のブログで引退を発表した。「現役生活を振り返ると、決して順風満帆とはいかなかったかもしれません。しかし、どんな時も信じて味方でいてくださる皆さんの存在が私の大きな原動力でした」と17年間の競技人生を振り返った。10日に都内で記者会見する。

 栗原は山口・三田尻女高(現誠英高)在学中から日本代表で活躍。04年アテネ五輪では5位入賞に貢献した。08年北京五輪にも出場。同学年で10年に現役引退した大山加奈さんとは「メグカナ」コンビとして女子バレー界をけん引。11年にはロシアへ移籍するなど海外にも活躍の場を広げた。

 帰国後は国内で所属チームを変えながら現役を続行した。5月には現役最後の大会となった全日本男女選抜大会に出場。「改めて“バレーボールって楽しいな、大好きだな”と感じながら大好きなメンバーたちと共にプレーすることができた」とバレーボールへの思いをつづった。Vリーグでは通算324試合に出場。18~19年シーズンはJTに所属して29試合に出場し、5月31日付で退部していた。

 ◆栗原 恵(くりはら・めぐみ)1984年(昭59)7月31日生まれ、広島県江田島市出身の34歳。小学4年から競技を始め、三田尻女高時代に高校3冠を達成。02年日米対抗戦で代表デビューを飾ると「プリンセス・メグ」としてバレーボール人気に火を付けた。04年アテネ、08年北京五輪に出場。16年にはVリーグ通算出場試合が230試合となり栄誉賞を受賞した。1メートル87、68キロ。

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