自衛隊・高橋、リレーの五輪出場権獲る!競泳代表初選出で決意

[ 2019年6月5日 05:30 ]

調整する高橋航太郎
Photo By 共同

 競泳の世界選手権(7月、韓国・光州)日本代表に追加選考された8選手が4日、都内で練習を公開した。フリーリレーで初選出された遅咲きの高橋航太郎(25=自衛隊)は東京五輪出場権獲得を力強く誓った。

 16年に自衛隊入り。鹿屋体大時代は無名だったため訓練免除の対象にならず、半年間は「ほふく前進とか、3、4時間立ちっ放しで動いちゃいけないとか…ほぼ泳ぐことができなかった」という過酷な訓練生活を送った。一方、同期入隊の江原騎士(25)は16年リオデジャネイロ五輪で代表入り。「悔しい思いがあった。(五輪の)結果を見てモチベーションを保っていました」と振り返る。

 4月の日本選手権200メートル自由形で4位に入り、オーストラリアの代表合宿に参加。5月のシドニーオープンでは自己記録の1分48秒05をマークし勢いに乗る。リレーの五輪出場権は世界選手権12位以内。「下からはい上がってきた我慢強さ」を武器に「やるからには東京を目指したい」と決意を示した。

 ◆高橋 航太郎(たかはし・こうたろう)1994年(平6)3月15日生まれ、静岡市出身の25歳。競泳をやっていた父親の影響で幼稚園から競技を始める。清水第六中―静岡東高を経て、鹿屋体大に入学。卒業後、16年に自衛隊体育学校へ入隊。1メートル84、73キロ。

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2019年6月5日のニュース