大城3位浮上、初優勝へ無欲の挑戦「追いかける方が楽」

[ 2019年5月5日 05:30 ]

女子ゴルフツアー パナソニック・レディース第2日 ( 2019年5月4日    千葉県 浜野GC=6566ヤード、パー72 )

パナソニック・レディース第2日 3番、ティーショットを放つ大城(撮影・西尾 大助)
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 6位から出た大城さつき(29=フリー)がボギーなしの4バーディー、68で回り、通算8アンダーで首位から1打差の3位に浮上。プロ11年目にして悲願の初優勝へ、絶好のチャンスが到来した。鈴木愛(24=セールスフォース)がスコアを2つ伸ばし、イ・ミニョン(27=韓国)と並び通算9アンダーで首位を守った。

 2日間ボギーなしで回った大城の表情には充実感がみなぎっていた。「ラウンド前は不安だったけど、(飯島)茜さんのアドバイスもあって、ボギーを打たないで回れました」。前日、日頃から指導を仰ぐ通算7勝の飯島にショートパットの打ち方をアドバイスされた。バックスイングの振り幅の大きさが自身の考えていたのと逆だったことを指摘され、修正してノーボギーに結びつけた。

 10連休とあって、会場には母・コズエさん(57)とおいの吉田翔夢(とむ)くん(5)が駆けつけた。「2人が来ているので、ここで勝てたら格好いいかな」。首位で迎えた最終18番でダブルボギーを叩いた2011年のリゾートトラスト・レディースなど、過去には優勝を目前にしながら何度も涙をのんできた。3月のヨコハマタイヤPRGRレディースでも首位で最終日を迎えながら6位。「今度こそ」の思いは強い。5日の最終日は、最終組の1組前。「追いかける方が楽ですから」と無欲で頂点へ上り詰める。

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2019年5月5日のニュース