走り高跳び・戸辺 “新時代”にJALグループ入社「飛躍できる1年に」

[ 2019年4月1日 14:03 ]

JALグループの入社式に出席した陸上男子走り高跳びの戸辺直人(撮影・中出 健太郎)
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 陸上男子走り高跳びの日本記録保持者・戸辺直人(27)が1日に都内で、アスリート採用されたJALグループの入社式に出席した。前日の3月31日が27歳の誕生日で、式典の最中に新元号「令和」が発表されたタイミングでの入社。「新時代に新生活を始められる。心機一転、頑張りたい」と抱負を述べた。

 筑波大大学院を経て入社した戸辺は「アスリートとして世界一を目指している。JALも世界一のサービス、世界一の安全運行を目指している」と理念に共感したことを強調。「JAL」のブランドを生かして世界へ自身を発信できること、海外遠征が多いため航空会社のサポートを受けるメリットも口にした。

 2月にドイツの室内大会で13年ぶりに日本記録を更新する2メートル35をマーク。「来年に迫った東京五輪で金メダルを取れるように一生懸命頑張っていきます」と意気込み、記録についても「世界記録まであと10センチ(2メートル45)。何とか1年で10センチ伸ばせるように頑張りたい」と話した。

 今季は21日開幕のアジア選手権(ドーハ)を皮切りに、5月にゴールデングランプリ大阪大会(長居)、6月にゴールデングランプリのローマ大会とラバト(モロッコ)大会、日本選手権、9月下旬には世界選手権(ドーハ)に出場予定。5月1日から2020年東京五輪の出場資格取得期間となるため「そのあたりから(参加標準)記録を狙っていけるようにしたい」と話し、「今年は凄く重要な1年。世界選手権を五輪へのステップとして、飛躍できる1年にしたい」と決意表明した。

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2019年4月1日のニュース