貴景勝「令和」でさらなる成長誓う「もう一つ上があるので」 新元号の印象は「高貴」

[ 2019年4月1日 19:51 ]

色紙に新元号を記し、意気込みを語る新大関・貴景勝
Photo By スポニチ

 大相撲の春巡業は1日、奈良県五條市で行われ、会場では立行司の第41代・式守伊之助(59)が相撲字で書いた新元号「令和」が披露された。伊之助はかつて「木村和一郎」を名乗っており、娘の名前にも「和」が入っており、新元号が発表されると立候補して筆を取った。「令は相撲字ではあまり書くことがない。ピリッとした字なので、シャキッとした気持ちで書いた。令で緊張して、和で和む」と初めて記した新元号の感想を語った。

 平成最後の場所となった春場所で新大関昇進を決めた貴景勝(22=千賀ノ浦部屋)は「第一印象は高貴というか、きれいだと思う。次の時代が来るんだなという不思議な感じ」と語った。令和元年最初の場所は新大関で迎える夏場所(5月12日初日、両国国技館)となる。「その時代で現役でやっていくのだから、頑張らないといけない。もう一つ上(横綱)があるので、そこを目指す価値は大きい。そうなってみたいというのはあるし、そのためにも実力を上げていきたい」と気持ちを新たにした。

 白鵬(34=宮城野部屋)、鶴竜(33=井筒部屋)の両横綱は、「令和」と記した看板の前で記念撮影を行い、鶴竜は「いい記念になる。なかなか(元号が代わるのは)経験できないから」と喜んだ。休場明けとなった春場所は2日目から8連勝したが、終盤に崩れて10勝に終わった。「平成最後の年に優勝できなかったから、令和元年では優勝したい」と巻き返しを誓っていた。

続きを表示

この記事のフォト

2019年4月1日のニュース