男女バスケ五輪出場決定 三屋会長感謝「次はお返しする番」

[ 2019年4月1日 05:30 ]

2月、男子W杯2次予選でカタールに勝利し、W杯出場を決め喜ぶ日本代表
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 国際バスケットボール連盟(FIBA)は30日、コートジボワールで理事会を開き、20年東京五輪で日本に男女ともに開催国枠を付与することを決めた。男子は76年モントリオール五輪以来44年ぶり7度目、表彰台を狙う女子は2大会連続5度目の出場となる。新種目の3人制は、国際オリンピック委員会(IOC)の承認を得る条件付きで、男女ともに開催国枠が与えられた。

 ついに暗黒時代を脱した。男子日本代表の五輪出場は44年ぶりの快挙。悪天候によるフライトの乱れで理事会の終盤に会場に到着した日本協会の三屋裕子会長は「涙が出た。各理事の皆さんから拍手をもらい、膝が抜けそうになった。制裁を科したことが日本の成長につながったと高く評価された。次は私たちがお返しする番」と声を震わせた。

 日本が自力で主要な世界大会に出場したのは98年世界選手権(現W杯)が最後。開催国枠で出場した06年世界選手権は惨敗し、大会運営で13億円の赤字を出した。責任問題が浮上し、日本協会は内部分裂。14年11月には2つのトップリーグが併存することを理由に、国際試合への出場資格停止処分を受けた。その後、競技力向上とガバナンス面の改革を進め、16年9月にBリーグが開幕。17年11月に始まったW杯中国大会アジア予選を突破したことなどが開催国枠の付与につながった。

 五輪出場を目指して18年4月に日本国籍を取得したファジーカスは「夢がかなう」と破顔した。篠山主将は「自信はあったので、跳び上がるというよりホッとした感じ」と心境を吐露。「開会式でたくさんテレビに映ることが目標」と冗談を飛ばし「まずはW杯」と21年ぶりの自力出場となるW杯中国大会(8月31~9月15日)に照準を合わせた。東野技術委員長は「出場がゴールではない。世界を驚かせるプレーを見せる」と強調。上昇曲線を描く“アカツキファイブ(男子代表の愛称)”は五輪に参加するだけでは満足しない。

 ▽20年東京五輪バスケットボール競技 男女ともに12チームが出場。男子は開催国の日本、W杯中国大会(8月31~9月15日)の各大陸上位1チームと欧州と米国大陸の2位チーム、20年6月に開催される世界最終予選の上位チームが出場権を得る。女子は開催国の日本、18年W杯優勝の米国は出場が決定。各大陸予選を突破したチームで争う20年2月の世界最終予選で残りの出場国を決める。各国の登録は12人。会場はさいたまスーパーアリーナ。

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