白鵬 ラグビーW杯での土俵入りに意欲「宿題できたね」

[ 2019年3月6日 21:14 ]

宮城野部屋激励会で壇上から挨拶する白鵬
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 大相撲の宮城野部屋の激励会が6日、大阪市内のホテルで行われ、11日に34歳の誕生日を迎える横綱・白鵬が来場者から一足早い祝福を受けた。優勝41回を誇る大横綱は壇上に上がり「34歳になります」と話してから、栄光を築き上げてきた平成時代を回顧。角界の野球賭博問題により2010年名古屋場所で優勝しながら天皇賜杯を受け取れず、その後に天皇陛下から書簡が届いたことに触れ「その手紙が支えになりましたし、平成の一番の思い出」と振り返った。その後、司会者らに促され、生演奏に合わせてBIGINの「三線の花」を熱唱。500人を超える来場者から大きな拍手を浴びた。

 今年開催されるラグビーW杯は、東大阪市の花園ラグビー場も会場となっている。関係者からは「花園で土俵入りをしてもらいたい」と懇願される場面もあった。白鵬は日本代表候補のリーチ・マイケル(東芝)と親交があることを明かした上で「宿題ができたね」と土俵入りに意欲を示した。

 この日の朝稽古は友綱部屋に出向き、場所前の出稽古を終えた。最後に選んだ友綱部屋では、平幕・魁聖と十両の旭秀鵬、旭大星と11番取って全勝。右膝と左足首の負傷で先場所を途中休場した第一人者は、あえて相手の寄りなどの攻めを受けて状態を確認。膝をしっかり曲げて残し、俵伝いの足の運びもスムーズで順調な回復を実感した様子だった。「攻めだけでなく、守りの場面も出てくる。重さがあった。ありがたいね」と納得していた。

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2019年3月6日のニュース