荒磯親方 園田競馬場で初トークショー 意外な?過去告白「G1実況を覚えるのが趣味だった」

[ 2019年3月6日 16:00 ]

園田競馬場でのトークショーで笑顔を見せる荒磯親方
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 大相撲の元横綱・稀勢の里の荒磯親方(32)が6日、兵庫県尼崎市の園田競馬場で行われたトークショーに参加した。1月の初場所4日目に現役を引退して親方となってからは初のトークショー。第5レースの終了後に場内ステージに登場し、集まった約300人の来場者を見渡すと「こんなにたくさん来ていただいて、本当にうれしい」と喜んだ。

 荒磯親方の所属する田子ノ浦部屋は今年から園田競馬場内に春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)の宿舎を構えており、その縁でトークショーが実現した。茨城県出身の荒磯親方は、長山中時代に職場体験として牧場で馬とふれあっており、近くにはJRA(日本中央競馬会)の美浦トレーニングセンターもあった。「中学時代はG1の中継を何度もビデオで見て、実況を覚えるのが当時の趣味だった」と競馬に興味を持っていた過去を明かした。

 NHKの大相撲中継では、7日目に解説を務めることが明らかにされた。「ほとんどが対戦している力士。その時に思ったことや、対策していたことなどを伝えていければ」と抱負を語った。荒磯親方は技術面だけでなく、力士の精神面についても伝えていきたい意向で、この日は「蹲踞(そんきょ)の時点では勝負が決まっている」という興味深い話も飛び出した。

 春場所に向けた稽古では、弟弟子の高安と連続で相撲を取る三番稽古を行ってきた。肌を合わせて感じたのは「非常にいい調整ができている」ということ。「今場所は期待してもらっていい。優勝できる力はある。いい成績を残せると思う」。大きな期待を込めながら、高安を本命に推していた。

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