ブルズ対ホークス戦で記録ラッシュの延長戦 両軍329点は歴代3位 ホ軍新人ヤングは49得点

[ 2019年3月2日 16:03 ]

ブルズのロペスを交わしてシュートに持ち込むホークスの新人ヤング(AP)
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 NBAは1日に各地で7試合を行い、アトランタで行われたホークス対ブルズ戦は第4延長(延長は各5分)にもつれこむ大熱戦となった。

 168―161(前半60―57、延長16―16、再延長7―7、第3延長8―8、第4延長13―6)で勝ったのは登録メンバーの平均年齢がNBAで一番若い(24・1歳)ブルズで、ここ6戦で5勝目を挙げて18勝45敗。ザック・ラビーン(23)が56分出場して自己最多の47得点と9リバウンド、9アシストを稼いで勝利に貢献した。

 ホークスは惜しくも敗れて21勝42敗。それでもドラフト全体5番目に指名されたポイントガード、トレイ・ヤング(20)はラビーン同様に56分出場し、6本の3点シュート(試投13本)などで自己最多の49得点をマークしただけでなく、8リバウンドと16アシストも記録して存在感を示した。

 両軍ともにチーム史上最多得点。合計329点は歴代3位の高得点(1位は1983年12月のピストンズ対ナゲッツ戦で370点=再延長)で、ヤングのここ3試合の得点は計121(36+36+49)となった。新人で3試合の合計得点が120を超えたのは、1997年4月のアレン・アイバーソン(76ers=当時の新人王)以来、22シーズンぶり。さらに新人で1試合「45得点+5リバウンド+10アシスト」という条件をクリアしたのはヤングが史上4人目で、下位チーム同士の対戦ながら、記録的に中身の濃い試合となった。

 東地区全体首位のバックスは敵地ロサンゼルスでレイカーズに131―120(前半59―65)で競り勝って7連勝で48勝14敗。4年7000万ドル(約78億円)で契約延長の合意したガードのエリック・ブレッドソー(29)が31得点を挙げて土壇場でも貴重なシュートを決めた。

 球宴で主将を務めたヤニス・アデトクンボ(24)は16得点、15リバウンド。バックスはロードで10連勝を飾った。

 レイカーズは30勝32敗。アデトクンボ同様に球宴で主将となったレブロン・ジェームズ(34)は31得点と10アシストを記録したが、接戦となった残り3分を切ってからはミスが目立った。

 借金「2」は4勝6敗だった昨年11月4日以来、約3カ月ぶり。西地区全体8位のスパーズとは3・5ゲーム差となり、ジェームズが加入した今季もポストシーズン進出に赤信号が点灯している。

 <その他の結果>

*ホーネッツ(29勝33敗)123―112ネッツ(32勝32敗)

*ラプターズ(46勝17敗)119―117トレイルブレイザーズ(38勝24敗)

*セルティクス(38勝25敗)107―96ウィザーズ(25勝37敗)

ペリカンズ(28勝36敗)130―116*サンズ(12勝51敗)

クリッパーズ(35勝29敗)116―109*キングス(31勝31敗)

 *はホームチーム

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2019年3月2日のニュース