阿部詩が高校の卒業式に出席 柔道を離れても一生懸命、3年間「クラス会長」に

[ 2019年3月2日 15:48 ]

神戸市の夙川学院高の卒業式に出席した柔道の阿部詩
Photo By スポニチ

 昨年の柔道世界選手権女子52キロ級で優勝した阿部詩(18=夙川学院高)が2日、神戸市の夙川学院高の卒業式に出席した。式中は目を潤ませる場面があり「泣かないでおこうと思ったけど、昔からの思い出がこみ上げてきて泣いちゃいました」と照れ笑いした。

 27人いるスポーツクラスの「グローバルアスリートコース」で過ごした。遠征や試合、合宿で登校できない日も多かったが、「日々の生活でワイワイ過ごせたのが高校生活の一番の思い出」と、しみじみ。3年間同じ顔ぶれだった仲間の存在の大きさをかみしめた。

 入学から卒業まで担任を務めた内橋静さん(29)は「人としても別格でした」と、東京五輪の金メダル候補の学校生活を称えた。

 1年の時に「グローバルアスリートクラスだから、1番強い人にしてもらおう」という理由で、阿部を「クラス会長」に指名した。クラスリーダーの役職を、3年間指名し続けた。

 「気付いたらクラスの中心にいるような子でした。みんなに呼びかけてやらせる会長ではなくて、率先して何でもやるから、みんなが付いていく。そんな会長やったと思います。(柔道の)試合で負けたら交代って冗談で伝えていましたけど、3年間変えませんでした」

 「クラブだけでなく勉強も頑張って」と1年の4月に1度だけ伝えた。すると阿部は、誰もが嫌がりそうな教壇の真ん前の席、生徒側から見れば一番前の列の中央の席を指定席にしたという。席替えをしても、自ら望んで3年間“特等席”で授業を受けたそうだ。柔道を離れても、物事に一生懸命取り組む生徒だった。

 学校は4月から「夙川高校」になり、校舎も移転する。阿部らの学年が、現校名で最後の卒業生になった。

 柔道界のヒロインは、4月から東京五輪金メダル候補の兄・一二三(21=日体大)と同じ日体大へ進学する。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2019年3月2日のニュース