貴景勝 相撲クラブの子を見て“反骨心”生まれた 幼少期思い出す

[ 2019年3月2日 17:20 ]

逸ノ城と相撲を取る貴景勝
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 大相撲の関脇・貴景勝が2日、“スタミナ稽古”で追い込んだ。大阪府立勝山高で、連日出稽古に訪れている平幕・逸ノ城らと合計19番取った。4日連続で相撲を取る中で、この日が最も数をこなした。終盤は引かれて足がついていかない場面もあり、「バテバテ、前に落ちまくった」と苦笑い。それでも、序盤は鋭い踏み込みで一気に土俵外に運ぶなど力強さも見せており「状態は普通です。今は番数をこなすスタミナ稽古だから」と納得の表情を見せた。

 稽古後は、小中学生が参加する相撲クラブの練習が同じ土俵で行われた。小学生に胸を出した22歳はかつての自分の姿を重ね合わせ、「ちょうど、あの時ぐらいに“関取になる”って言っていたな」と懐かしんだ。当時は体も小さかったため、大きな声で口にした夢を同じクラブの子どもの親から「(小さな体で)何ができるねん」と笑われたが、それを反骨心に変えて力をつけた。大関獲りに臨む春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)を前にキッズから刺激をもらい、「元気になった」と気合を入れ直した。

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2019年3月2日のニュース