ラグビー日本代表 W杯開幕戦は赤白ジャージーで出陣 コイントスでロシアに“勝利”

[ 2019年3月1日 20:37 ]

ラグビー日本代表の赤白ジャージー
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 ラグビー日本代表が今年のW杯日本大会の開幕戦となる9月20日のロシア戦(東京スタジアム)で、赤と白のファーストジャージーを着用することが1日、分かった。薫田真広・男子15人制日本代表強化委員長が明かした。ロシアもファーストジャージーは赤で日本と色がかぶるが、コイントスで勝った日本が「ホーム扱い」で赤と白の段柄ジャージーを着ることが決まったという。

 薫田強化委員長によると、昨年12月に都内で開かれたW杯出場20チームのマネジャーミーティングで、1次リーグ全試合における「ホーム扱い」「アウェー扱い」を決めるコイントスが実施された。会合当日、コイントスの出席者に指名された薫田強化委員長は「こういう場合は裏と言えばだいたい当たる」と強気にコール。負けていれば、世界が注目するW杯開幕戦で日本は紺色のセカンドジャージーでの出陣を強いられていたが、トスに使用されたコインは裏を示し、ファーストジャージーで戦える権利を勝ち取った。主将を務めた岐阜工時代、花園1回戦で0―0の同点から抽選で“負けた”経験を持つという薫田強化委員長は「日本協会に(出向で)来て“初めていい仕事をした”と言われました」と笑顔で話した。

 前回の2015年W杯では地元イングランドがコイントスでフィジーに敗れ、開幕戦を伝統の白ではなく赤いセカンドジャージーで戦った。イングランドは開幕戦こそ勝ったものの1次リーグ2勝2敗で、開催国として初めて決勝トーナメント進出を逃していた。地元大会で初の8強を目指す日本は1次リーグでロシア、アイルランド、サモア、スコットランドと対戦するが、ファーストジャージーの色がかぶるのはロシア戦だけ。コイントスで薫田強化委員長は「3勝1敗」でサモア戦だけ「アウェー扱い」となるが、サモアはファーストジャージーが青のため、日本は1次リーグ4試合を全て「アカシロ」で戦うことになる。

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