奈紗、1差6位発進 復調気配に「大きなケガをすることなく回れた」

[ 2019年3月1日 05:30 ]

米女子ツアー HSBC女子世界選手権 第1日 ( 2019年2月28日    シンガポール セントーサGC=6718ヤード、パー72 )

第1ラウンド、2番でティーショットを放つ畑岡奈紗
Photo By 共同

 日本勢でただ一人出場している畑岡奈紗(20=森ビル)はボギーなしの3バーディーで69をマークし首位と1打差の6位と好位置につけた。世界ランク1位のアリヤ・ジュタヌガーン(23=タイ)、ミンジ・リー(22=オーストラリア)ら5人が68でトップに立った。

 初めて訪れたシンガポールで畑岡が復調への兆しを見せた。後半は風に悩まされるなか、首位から1打差につけ「風の中でボギーなしは良かった。全てが納得がいったわけではないが、悪い方にいかなかったので大きなケガをすることなく回れた」と表情を和ませた。序盤で難しいパットを残しながらも、しのいで流れをつかむと、5番では2メートルを沈めて初バーディー。8番パー5ではバンカーからの3打目を約10センチに寄せるなど前半で3バーディーを奪った。

 前戦のホンダLPGAでは63位と振るわず本調子ではないと明かすが、アッパー気味だったスイングなどを修正し「練習で少しは良くなったかな」という。この日はフェアウエーを外したのが2回とティーショットが安定。後半は全てパーと粘った。

 出場選手が賞金ランキング上位の63人に限定され、「アジアのメジャー」とも言われる大会。「明日(2日目)もいい位置でパットが打てるように頑張りたい」と控えめながらも、さらなる奮起を誓った。

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2019年3月1日のニュース