柔道丸山 世界王者・阿部に勝っても「まだ追う立場」 GSデュッセルドルフ大会へ出発

[ 2019年2月18日 11:24 ]

GSデュッセルドルフ大会出場のため、成田空港から出発した丸山城志郎
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 柔道のグランドスラム(GS)デュッセルドルフ大会(22〜24日)に出場する日本選手団が18日、成田空港から現地へ向けて出発。男子66キロ級で目下、国際大会2連勝中と波に乗る丸山城志郎(25=ミキハウス)は2019年初戦に向けて「コンディションは悪くない。パワーを付けることに取り組んできたので、成果を出せたらいいと思う」と意気込みを語った。

 同階級で世界選手権2連覇中なのが、来年に迫った東京五輪の代表を争う阿部一二三(日体大)だ。昨年11月のGS大阪大会では直接対決となった決勝で下して優勝。余勢を駆って同12月のワールド・マスターズ(広州)も制した。現在の勢いでは阿部に勝る丸山だが、「まだ追う立場なので、気持ちの変化はない」と年下の世界王者をリスペクト。まずは今年初戦を制し、4月の全日本選抜体重別選手権(福岡)での直接対決に臨む考えだ。

 ワールド・マスターズ後はウエートトレーニングに重点を置き、「ほぼ全身」のパワーアップに成功。練習拠点を置く母校・天理大での稽古では、相手を務める学生からも「“大きくなりましたね”と言われるようになった」という。あとは畳の上で結果を出すのみ。66キロ級の勢力図を“1強”から“2強”へと変えてみせる。

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2019年2月18日のニュース