沢松奈生子氏 大坂なおみのバインコーチとの契約解消理由を分析「なぜこのタイミングで…」

[ 2019年2月12日 15:54 ]

元プロテニスプレーヤーの沢松奈生子氏
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 元プロテニスプレーヤーの沢松奈生子氏(45)が12日放送のTBS「ひるおび!」(月〜金曜前10・25)に電話生出演。女子テニスの大坂なおみ(21)がサーシャ・バイン氏(34)とコーチ関係を解消した理由について「金銭面」「信頼関係の破綻」などが考えられると見解を示した。

 沢松氏は今回の発表に「いや〜あり得ないタイミングですよね。(情報は)入ってなかったです。むしろ、グランドスラムを今年1月に全豪オープンを優勝して、2人がチームが一丸となって向かっていくとしか思ってなかったので、なぜこのタイミングで!というのが正直な感想です」と驚きの様子。「ただ、結果が出ている中でもトップの選手がコーチと契約を解消するというのはツアーではあることなんですよ」とこういった契約解消もあり得ることだとを明かした。

 沢松氏は「(世界ランキング)1位の選手がうまくいっている関係を、契約を解消するというのは非常に稀」だとしつつも、「世界のトップ選手を見てみますと、実はトップの選手でテニスが完成している選手は意外とコーチをつけないで、一人で回るというパターンもあるんです。(今後、大坂で一人で回ることも)可能性としてはある。大坂さんの中ではもしかすると、オンコートコーチングがなかった全豪オープンでも優勝できたということで、一人で自分の力を試してみたいと思っている可能性はあると思います」と分析した。

 そのうえで、沢松氏はシーズン途中でのコーチとの契約解消は「金銭面」「信頼関係の破綻」などが原因として考えられると指摘。「この時期に契約解消するのは異例なこと。通常、コーチとの契約は年間契約がトップの選手はベースになっているので、そこにグランドスラムで優勝したらいくら、世界ランキング何位になったらいくらという出来高みたいなものがプラスされることが多い。もしかすると、急激に大坂選手のランキングが上がって、金銭面の折り合いがつかなった可能性はゼロではないと思う」とした。優勝賞金のうちのコーチの取り分について、自身の経験を踏まえ「10%ぐらいが相場だった」としつつ、それに加えて、グランドスラム優勝のボーナスもあるはずだとし「相当のボーナスが入っているはず。なので、金銭面で折り合いがつかないというのは考えづらいんですけど、あまりにも大坂選手の成長が急なので、周りのサーシャコーチを見る目も変わってくる」とも続けた。

 一部では、バインコーチは「大坂と長期契約を交わしている」と話していたとも伝えられていることもあり、「やはり信頼関係の破綻ということが考えられる」と沢松氏。昨年9月の東レ・パンパシフィック・オープンでは、大坂選手が劣勢になった時にバイン氏が自らコートに入ろうとしていたとし、「それは大坂選手が呼ばなかったんです。彼女が一人立ちをしようとしているのかなと思った。サーシャコーチのほうがもっともっと寄り添ったコーチングをしたいと思いがあって、一方で、大坂選手は『頑張って独り立ちをしたいのに!』という思いがあったとすると、これが信頼関係の破綻とまで言っていいかわからないですが、ちょっとずつお互いの考えにすれ違いが出始めたきっかけなのかなとも思います」と話した。

 沢松氏は「今の大坂さんのプレーを見ていると、コーチなしでもある程度まではいけると思う。彼女がコーチがまたもし必要だと思った時に、再度、コーチを探せばいい話。前向きに考えれば、この時期にしっかりと関係を解消して、自分の道を進み始めることはできたというのは時期としては何か問題があるのであれば、良かったと思います」と続けた。

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