日本水連が強く訴え、池江璃花子の闘病「温かく見守っていただきたい」

[ 2019年2月12日 17:03 ]

池江璃花子の白血病の発表を受け、会見する(左から)三木二郎コーチ、日本水泳連盟・上野広治副会長、日本水泳連盟・青木剛会長、株式会社ルネサンス・吉田正昭代表取締役社長(撮影・吉田 剛)
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 競泳女子の池江璃花子(ルネサンス)が自身のツイッターで白血病を公表したことを受け、日本水泳連盟が12日、都内で会見を開いた。

 池江は先月18日からオーストラリアで合宿中だったが体調不良を訴えたため、現地で血液検査を受けてから予定を早めて今月8日に帰国。日本で検査を受け、白血病と診断された。検査後に入院している。

 会見では所属先のルネサンス吉田正昭社長が「医師からは早期の発見ができたと説明を受けている。今後の治療については医師と相談して決めていく」と報告した。

 連盟の上野広治副会長(59)は「東京五輪に出られるのかと皆さん気になると思うが、誰よりも本人が東京五輪に出たかったと思います。現状は分かりません。まずは病気を治すことに専念したいと思いますので、どうか温かく見守っていただきたい」とコメント。

 「今年中に練習が再開できるかもしれない。ただ、このような病気を経てトレーニングをさせたコーチはいません。三木コーチもこれから厳しいトレーニングをどう取り組んでいけばよいか分からない状態。(五輪選考会である)2020年の日本選手権のスタート台に立たせられるかどうか、どうかそこまでは温かく見守っていただけたらと思う」と呼び掛けた。

 青木剛会長(72)も会見最後に「世界の頂点に向けて力強く上昇している最中に、このような病に見舞われて、池江選手の胸中を察して余りあるところだが、病気克服に向けて前向きに取り組んでいる。一日も早い回復を願っているので、このような状況をご理解いただき、温かく見守っていただきたい」と念を押した。

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