四大陸女王の紀平梨花が帰国「SPから集中力を」世界選手権へ照準

[ 2019年2月12日 18:46 ]

米国から帰国した紀平は笑顔で金メダルを披露する(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 フィギュアスケート四大陸選手権で初優勝した紀平梨花(16=関大KFSC)が12日、成田空港着の航空機で米国から帰国した。ショートプログラム(SP)5位発進だったが、フリーで153・14点を出し、合計221・99点で逆転優勝。「SPの時点ではミスがあった。トリプルアクセルをフリーの朝練でしっかり確認して自信をつけた。それでうまくいったので、今はうれしい」と振り返った。

 3月には埼玉開催の世界選手権が待つ。演技構成は変えず、フリーで2本のトリプルアクセルを組み込む意向だ。「世界選手権は初めての出場。SP、フリー完璧な演技でノーミスをそろえたい。自己ベストを更新できるように頑張りたい」と意気込んだ。

 逆転優勝が多い紀平だが、SPからスタートダッシュの重要性も理解している。世界選手権へ向けて「今回、SPよりもフリーの方が本当に集中することができた。その集中をショートからずっと忘れず。絶対にショートから集中力を出せるようにして。これからはSP、フリーでミスのないようにやっていきたい」と力を込めた。

続きを表示

2019年2月12日のニュース