松山、不満27位 ショット苦戦「いいところなかった」

[ 2019年2月2日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー フェニックス・オープン第1日 ( 2019年1月31日    アリゾナ州スコッツデール=7261ヤード、パー71 )

17番でティーショットを放つ松山英樹デール(共同)
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 前週3位となり上昇気配の松山英樹(26=LEXUS)は4バーディー、1ボギーの68で回り3アンダー、首位と4打差の27位につけた。この日は1Wに加え、好調だったアイアンショットも不調。不満の残る内容だった。小平智(29=Admiral)は3バーディー、3ボギーの71で71位。64をマークしたジャスティン・トーマス(25=米国)ら3人が7アンダーでトップに立った。

 ボギー1つの3アンダーとスコア的にはまずまずでも、松山は不満そうに振り返る。2016、17年に連覇するなど、過去のラウンドで70台はわずか2回の超得意コース。期待が大きいこともあり、もどかしさは隠しきれない。「全然駄目。何もいいところがなかった。流れだけ良かった」と辛口のコメントを並べた。

 この日は14ホール中6ホールでフェアウエーを外し、パーオン率は66・67%。3位に食い込んだ前週のファーマーズインシュアランス・オープン最終日では、パーオンできなかったのは1ホールだけと復調の兆しを見せていたが、なかなかチャンスにつけることができなかった。

 パットが良かった前半こそ3つのバーディーを奪ったが、後半はショットが振るわず苦戦。15番パー5は右ラフからUTで打った第2打をグリーン手前の池に落としてボギー。大観衆が見守る名物ホールの16番パー3は、ティーショットをグリーン奥に外してブーイングを浴びた。それでも17番で下り6メートルのバーディーパットを沈め、18番も難しいバンカーショットを寄せてパーセーブ。終盤で粘りを発揮し「最後にパーを取れて良かった」と胸をなで下ろした。

 ツアーの公式サイトでは優勝候補の1番手に挙がる。前週は久々の3位と上り調子。米ツアー屈指の観客動員を誇る舞台で毎年のように活躍し、今年も「ヒデキ!」と声援を受ける。伸ばし合いのコースでの4打差は十分に争覇圏内。「優勝スコアは大体分かっている。それに向けて頑張る。気持ちを切り替えて頑張りたいです」と必死に前を向いた。

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2019年2月2日のニュース