スーパーボウル出場のペイトリオッツとラムズが最終調整 世紀の「年齢格差対決」まであと2日

[ 2019年2月2日 13:40 ]

最後の実戦練習を指揮するラムズのマクベイ監督(AP)
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 第53回スーパーボウル(3日=アトランタ)に出場するペイトリオッツ(AFC)とラムズ(NFC)の両チームは1日までに実戦を想定した練習メニューをすべて終了。メルセデス・ベンツ・スタジアムで行われる決戦に向けての最終調整に汗を流した。

 3年連続の大舞台となるペイトリオッツはメディアの取材などにも落ち着いた対応を見せており、9回目の出場でともに6回目の優勝を狙うビル・ビルチック監督(66)とQBトム・ブレイディー(41)もアトランタ入りしてからの会見で、動揺する素振りはまったく見せなかった。

 対するラムズは2季目のショーン・マクベイ監督が33歳で、エースQBジャレッド・ゴフが24歳。指揮官と司令塔の年齢差(合計50歳)は今大会でも話題となっているが、ブレイディーよりも8歳年下となるマクベイ監督は「彼はどんな状況と直面しても平然としている。成功する方法がわかっているし逆境にも強い」と2016年のドラフト全体トップで指名されたゴフには全幅の信頼を置いていた。

 今季のラムズのオフェンスを支えた功労者の1人は、今季リーグ3位の1251ヤードを走破したRBトッド・ガーリー(24)だったが、セインツとのNFC決勝では4回のキャリーでラン獲得はわずか10ヤード。シーズン途中で獲得したC・J・アンダーソン(28)が活躍して延長の末に勝利(26―23)を収めたものの、一時はガーリーに重傷説が飛び交う事態となった。

 しかしガーリーは膝などによる故障を否定。アトランタ入りしてからは「元に戻った」と本人は復調したことをアピールしており、マクベイ監督が仕掛けてくるオフェンスに選択肢がひとつ増えることになりそうだ。

 決戦直前のオッズではペイトリオッツがやはり有利。ブックメーカーの総合比較サイト「オッズチェッカー」ではペイトリオッツが1・83倍に対し、セントルイス時代の2000年以来の優勝を狙うラムズは2・2倍。大手ブックメーカーの「ウィリアム・ヒル社」でもペイトリオッツが1・74倍で、ラムズは2・15倍に設定されている。

 なおキックオフは日本時間の4日午前8時半。ハーフタイム・ショーには人気バンドの「マルーン5」がステージに登場する。

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