宇野が“織田超え”にホッ「織田君より低い点を出すと立場がない」

[ 2018年10月6日 15:47 ]

フィギュアスケート・ジャパン・オープン ( 2018年10月6日    さいたまスーパーアリーナ )

<ジャパンオープン2018>風格さえ漂う演技で高得点をマークした宇野昌磨(撮影・長久保 豊)
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 日本、北米、欧州の3地域対抗戦として各チーム男女2人ずつのフリーで争い、宮原知子(関大)、坂本花織(シスメックス)、宇野昌磨(トヨタ自動車)、プロスケーター・織田信成の日本は合計621・91点で優勝した。欧州が558・14点で2位、北米は516・45点で3位だった。

 織田は冒頭の4―3回転を決めるなど完璧な演技を披露。演技開始と同時に手拍子が起きるほどで、「みなさんと盛り上がりたいと思っていた。目標が達成できてすごくうれしい」と笑みを浮かべる。国際連盟(ISU)非公認とはいえ、176・95点は羽生結弦のオータム・クラシックの165・91点、宇野のロンバルディア杯の172・05点を超えた。

 この演技に燃えたのが宇野だ。「(織田の得点が)ロンバルディア杯のフリー以上だったので、織田君より低い点を出すと違う意味で立場がないというか、現役としていいのかなと思って滑っていた」。4回転サルコーで回転不足、4回転フリップでは転倒したが、スコアは186・69点で無事に“織田超え”を果たした。チームも優勝し、「足を引っ張らずに優勝できて嬉しい」と安堵感に浸っていた。

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2018年10月6日のニュース