英莉花 師匠ジャンボのヒントで首位発進!勝ったらご褒美も

[ 2018年10月6日 05:30 ]

女子ゴルフツアー スタンレー・レディース第1日 ( 2018年10月5日    静岡県 東名CC )

<スタンレーレディース初日>1番、ティーグラウンドでメイクを気にする原英莉花(撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 今年7月のプロテストに合格した原英莉花(19=フリー)が最終9番でボギーを叩いたものの、5バーディーを奪って4アンダー、68で回り、プロ初の首位に立った。トップには同じ黄金世代の新垣比菜(19=ダイキン工業)ら4人が並んでいる。

 ツアー19試合目で初のトップ。原英は公式会見に出ることも初めてとあって、1メートル73の長身を縮めるように椅子に座ると「スコアの説明はどう言えばいいんですか」と初々しい様子を見せた。

 前半の11番パー5で“OKバーディー”を奪うと、14番で4メートル、そして17番、18番の連続バーディーでスコアを伸ばしていく。最終9番でティーショットをバンカーに入れ唯一のボギーを叩いたものの首位発進。「前半は100%。練習で修正したショットが打てました」と笑顔で振り返った。

 勝みなみ、新垣比菜らと同じ黄金世代ながら昨年のプロテストに失敗。しかし、今季は下部のステップアップ・ツアーで2勝し、レギュラーツアーではニトリ・レディースで3位、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンでも5位に入るなど賞金ランク50位につけている。だが、前週の日本女子オープンではシーズン終盤の疲労、筋力の低下からくるバランスの崩れが原因で予選落ちしていた。

 女子プロでは数少ないジャンボ軍団のメンバー。日本女子オープンで予選落ちした翌日の29日に千葉の練習場に行くと、尾崎将司(71)から「攻めるところは攻めて、守るところは守る」とのアドバイスを受けた。さらに初優勝のお祝いに「ぴったり合うアイアンのシャフトを用意してある」と発奮材料ももらった。

 原英の今季のドライバーの平均飛距離はツアー4位の253・72ヤード。距離のないコースとあって、師匠の金言を胸に「2打がショートアイアンで狙えるので」と優勝まで攻めの姿勢を貫く。

続きを表示

この記事のフォト

2018年10月6日のニュース