日馬富士引退相撲 鶴竜露払い 白鵬が太刀持ち 稀勢の里「もう一度復活して対戦を望んでいた」

[ 2018年9月30日 17:55 ]

太刀持ちに白鵬(左)、露払いに鶴竜を従えて最後の横綱土俵入りをした日馬富士(中)(撮影・西海健太郎)
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 元横綱・日馬富士が引退相撲で最後の土俵入りを行った。鶴竜が露払い、白鵬が太刀持ちを務めた。

 白鵬は「(三人で土俵入りするのは)初めてですかね。寂しさはあります。ライバルであり先輩。見習うところはたくさんあった」と先輩をねぎらった。同じ伊勢ケ浜一門で入門時からお互いに激しい稽古を重ね番付を駆け上がった。

 「(2人で)50番〜60番やりました。今の若手は分からないでしょうけどね。十両に昇進して2場所目に対戦した時に時間前に立ったのが思い出ですね。(下にいた時に)いつか対戦する時は、時間前に立とうという話をしていた。本当に2人、とんがってましたからね」と懐かしんだ。

 露払いをした鶴竜も「自分もここ(横綱)までくる時にいろいろ教えてもらった先輩ですから。寂しい気持ちです。こみ上げでくるものがあります。本当にお疲れさまです」と話した。

 また稀勢の里は「あれだけ小さい体で(闘志は)並大抵のものではなかった。いろいろ声をかけてもらいましたしね。寂しいですね。もう一度(自分が)復活して対戦することを望んでいた。残念です」と思いを語った。

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2018年9月30日のニュース