奈紗V圏 メジャー初制覇へ3差8位浮上「チャンス決めたい」

[ 2018年7月1日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー 全米女子プロ選手権第2日 ( 2018年6月29日    イリノイ州 ケンパーレークスGC=6741ヤード、パー72 )

第2ラウンド、バンカーショットを放つ畑岡奈紗
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 4バーディー、4ボギーの72で回った畑岡奈紗(19=森ビル)は通算3アンダーの141で10位から8位に浮上し、V圏内を維持した。首位の柳簫然(28=韓国)とは3打差。ともに74で回った上原彩子(34=モスバーガー)は通算2オーバーの54位、横峯さくら(32=エプソン)は3オーバーの64位で予選を通過したが、野村敏京(25=Q CELLS)は通算9オーバーで予選落ちした。

 18番パー4、絶妙のショットで第2打をピン左手前4メートルにつけた畑岡は、これを沈めてバーディー。直前の17番でボギーとしていただけに「イーブンに戻したいと思っていたので、取れて良かった」と笑顔で振り返った。

 自身4度目のメジャーで優勝争いに絡む勢いだ。出入りの激しい展開だったが「最低ライン」という72。難しいコース設定のなかで粘りを見せて、順位は2つ上がった。パット数は第1日が27、第2日は28と安定し、合計55パットは全体15位。パーオンしたホールでの平均となると5位の1・64と、勝負強さが光る。第2日は3番パー3でピンまで10センチにつける今季3度目のホールインワンかと思わせるナイスショットがあったものの、強い風のなかティーショットはやや不安定。それでも小技でカバーできる安定感がある。1打目を右の池に入れた4番パー5、右の木の下に打ち込んだ9番パー4とも微妙な距離のパーパットを残しながら冷静に沈めた。

 日本女子オープンを2連覇するなど大舞台には強い。前週のアーカンソー選手権では米ツアー初優勝も遂げた。首位と3差は十分優勝圏内。「決勝ラウンドは少し緊張するかもしれないけれど、チャンスを決めたい」と意気込んだ。

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2018年7月1日のニュース