天理大がV 持ち味の堅守を発揮、同大を圧倒

[ 2018年7月1日 21:33 ]

 ラグビーの関西春季トーナメント決勝が1日、京都府京田辺市の同大グラウンドであり、天理大が45―17で同大を圧倒し、優勝した。同大に攻め込まれながらも、持ち味の堅守を発揮。自陣でボールを奪い、カウンターで一気にトライを奪うシーンが目立った。

 20歳以下の日本代表に選ばれたSH藤原忍(2年)は「自分の得意とする速いテンポと天理のラグビーは合っている。手こずったけど、自分たちのペースでできた」と声を弾ませた。6月17日までの約3週間、フランスで行われた「ワールドラグビーU20チャンピオンシップ」では、12チーム12位に終わった。同世代の世界レベルを痛感して得たものは大きく「きょうは周りを見て、FW、BKを動かせた」と、収穫を口にした。自分から仕掛けて大きくゲインをする場面もあった。

 今年から外国人選手の同時出場が3人まで可能になった。天理大はこの日初めて、ロックにモアラ、No・8にマキシ、WTBにフィフィタの3人を並べた。藤原は「外国人をダミーにして日本人も使えるし、自分でもいける。オプションが増えてうれしい」と攻撃面のプラス要素を口にした。とはいえ、外国人頼みではないのは明白。同じく20歳以下日本代表のフランカー岡山ら、日本人選手のハードタックルと統率が取れたディフェンスが光った。今年も、リーグ戦連覇中の王者を中心にして、関西は動いていく。

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2018年7月1日のニュース