稀勢の里、横綱土俵入りも朝稽古は欠席 高安は充実笑顔

[ 2018年7月1日 16:49 ]

尾張大国霊神社境内で土俵入りを行う稀勢の里(中央)。左は太刀持ちの輝、右は露払いの竜電(撮影・斎藤 純)
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 横綱・稀勢の里(31=田子ノ浦部屋)が1日、愛知県稲沢市の尾張大国霊神社(国府宮)境内で横綱土俵入りを行った。約2500人が集まり「頑張れ!」と声援が飛ぶ中で雲竜型を披露。その後には餅をまいてファンを沸かせ、笑顔も振りまいた。

 一方でこの日、名古屋市西区で行われた朝稽古には姿を見せず。田子ノ浦親方(42=元幕内・隆の鶴)は「治療もしながら部屋で休養。高安と稽古もしていたし、疲労がたまっている」と説明した。2日は稽古を行う予定で、同親方は「様子を見てこの後は考えたい」としたが「もう少し色々な相手とやりたい?本当にそうですね。全然足りてない」と不安を隠せない様子だった。5日に名古屋場所の前夜祭が控える中、出場可否の判断を下す期限は迫っている。

 同部屋の大関・高安(28)は土俵の周りで軽めの調整。今後の出稽古にも意欲を見せ「もう少し稽古量を増やしたい。気持ちも前向きになりますから」と残り6日で強度を上げていく。名古屋の猛暑も歓迎で「暑い中でぶつかり稽古をやると効く。スタミナがつく」と顔をほころばせた。

 かど番で迎える名古屋場所に向けては「初日にいい状態で入って自分らしい相撲で勝てれば、2日目からはもっと良くなる」と初日に照準。「優勝争いから、はじき出されないようにしたい」と意気込んだ。

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2018年7月1日のニュース