谷川翔、種目別で異例の“個人総合”「6種目やる意味はある」

[ 2018年6月28日 14:35 ]

兄弟で代表入りを狙う谷川航(右)と弟の翔
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 体操の全日本種目別選手権(30、7月1日)に出場する谷川航(わたる、21=順大)、翔(かける、19=順大)の兄弟が会場の高崎アリーナで調整し、会見に出席した。

 個人総合で争う4月の全日本選手権を史上最年少で制し、内村航平(リンガーハット)の連覇を止めた翔だが、5月のNHK杯で4位に終わって個人総合での世界選手権(10〜11月、カタール・ドーハ)の代表入りを逃した。内村と白井健三が個人総合で代表に決定。残り3人は全日本(予選、決勝)、NHK杯、今大会(予選、決勝)の結果を踏まえ、団体総合での貢献度が高く、種目別でメダルを狙える選手が選出される。

 得意種目で勝負を懸ける選手が多い中、翔は全6種目に出場する“個人総合”。「6種目出るのは疲労とか考えられるけど、まだ点数を伸ばすことができる可能性が残されているので、6種目やる意味はあると思っている。1種目にかけると1種目に対する思いが強すぎて硬くなっちゃうので」と意図を説明した。

 代表選考では兄弟がライバルになる。兄の航は「翔が頑張ってくれない方が代表には入りやすいけど」と冗談めかした上で、「お互い自分の演技ができるように頑張りましょうという気持ち」と意気込んでいた。

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2018年6月28日のニュース