内村航平、H難度の大技は決勝で「見せたい精神に懸ける」

[ 2018年6月28日 11:25 ]

全日本種目別選手権を前に会見に臨んだ内村
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 体操の全日本種目別選手権(30、7月1日)に出場する内村航平(リンガーハット)が28日、会場の高崎アリーナで会見した。

 5月のNHK杯で10連覇を達成し、個人総合で世界選手権(10〜11月、カタール・ドーハ)の代表に決定。今大会は鉄棒のみにエントリーした。会見冒頭、調子を問われると苦笑いを浮かべた。「え〜っと…そんなに良くない」。代表が懸かっていたNHK杯に集中していたため、「一瞬の燃え尽き」があったという。

 H難度の大技・ブレトシュナイダーは予選は実施せず、決勝でアタックする予定。屈身コバチに代えてブレトシュナイダーとすることでDスコアは6・4点から6・7点に。練習での成功率は100%とは言えないが、「見せたい精神に懸けている。見られているとやってやろうという感覚が出てくる」と本番での爆発力に自ら期待を寄せた。

 ブレトシュナイダーへの挑戦は、世界の舞台へ大きな意味を持つ。「公式戦で成功させて下がっているモチベーションを上げて、代表合宿から世界選手権に向けてしっかりできればいい」と静かに闘志を高めた。

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2018年6月28日のニュース