アーティスティックスイミング混合デュエット初のジュニア代表がデビュー

[ 2018年4月28日 16:16 ]

<アーティスティックスイミング「ジャパン・オープン」第2日>ミックスデュエット・テクニカル、息の合った演技を見せる岩崎尽真と宮内花菜
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 アーティスティックスイミング(AS、シンクロナイズドスイミングから改称)のジャパンオープン第2日は28日、東京・辰巳国際水泳場で混合デュエットのテクニカル・ルーティン(TR)を行い、ジュニア日本代表ペア、岩崎尽真(じんま、14=楓心舘)、宮内花菜(16=アテナアクアメイツ)組が初出場し、76・1829点で4チーム中4位だった。

 世界選手権に続いて、今年7月の世界ジュニア選手権(ハンガリー・ブダペスト)でも混合デュエットが正式種目になり、2月に実施された日本代表選考会を経て結成された初のジュニアペア。初めての大きな舞台でまずまず息の合った演技を披露し、岩崎は「下手でもジャパンなので、できることを精いっぱいやろうと思いました。プレッシャーが凄かったけれど、(『焦らず落ち着いて』と)声をかけてくれたカナさんのおかげです」と安堵した。

 まだまだ男子のAS選手は珍しい。岩崎は小6の時に通っていた小学校で開催されたシンクロ教室に参加したことがきっかけで、「音に合わせて演技するのが楽しい」と本格的に取り組み始めた。競技歴はまだ2年ちょっと。代表選考会に参加した男子選手はわずか2人だったが、そこをクリアして今回代表切符を手に入れた。

 コンビを組む2歳上の宮内は「2年でここまでうまくなる人はなかなかいない」と感心する。期待のホープは「世界ジュニアでは表彰台に乗って、笑顔で帰ってきたい。将来はシニアの世界選手権にも出場して、表彰台に上がりたい」と大きな夢を語った。

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2018年4月28日のニュース