“リアルくまモン”秋吉翔太 初Vなるか?通算11アンダーで単独首位

[ 2018年4月28日 19:13 ]

<中日クラウンズ 3日目>首位でラウンドを終え、スタンドの声援に帽子を取って応える秋吉翔太
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 男子ツアーの中日クラウンズ第3日は28日、愛知県愛知郡東郷町の名古屋GC和合Cで行われ、秋吉翔太(27=ホームテック)が66で回り、通算11アンダーで単独首位に立った。2打差の2位にメジャーの全米プロ優勝経験者のY・E・ヤン(46)が続き、宮里優作(37=フリー)は通算8アンダーの3位、石川遼(26=CASIO)は通算7アンダーの8位につけている。小平智(28=Admiral)は通算3アンダーの20位に後退した。

 秋吉は熊本出身で現在は北九州市に自宅を構えているが、キャディーバッグとボールに「くまモン」をプリントして、プレーを続けている。「震災があったので熊本出身者として少しでもアピールできればと。くまモンはみんなが知っているので。ちっちゃな子供も知っていて、ボールをあげると凄く喜ばれます。(トーナメント会場に)ちっちゃな子供がいれば、ボールがある限りあげるようにしています」という心優しき男だ。

 持ち味はパワーで、1Wの平均飛距離は286〜290ヤード。1メートル75、85キロのぽっちゃりした体型はどことなくくまモン風で「そういう顔してますよね。でも子供たちからくまモンと言われても嫌ではないです。言ってもらえればいい」と笑う。ファイナルラウンドは自身初体験の最終日最終組でツアー初Vに挑む。2打差にはメジャー覇者のY・E・ヤン、3打差には前年覇者の宮里優ら実力者がひしめく。“リアルくまモン”が無事逃げ切れるか注目だ。

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