ラプターズが3年連続で1回戦を突破 鬼門の敵地で逆転勝ち

[ 2018年4月28日 12:16 ]

24得点をマークしたラプターズのラウリー(AP)
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 NBA東地区1位のラプターズは27日、敵地ワシントンDCで8位のウィザーズを102―92(前半50―53)で下して4勝2敗。3年連続でプレーオフ1回戦を突破し、チーム史上5回目のシリーズ制覇を達成した。

 第1Q途中で12点差をつけられ前半終了時点で3点を追う展開。ラプターズはプレーオフのロードゲームで前半をリードされた試合は過去23戦全敗だったが、この日はベンチ勢が奮起した。

 得点リーダーのデマー・デローザン(28)は33分の出場でこのシリーズ最少の16点に終わったものの、第4Qは29―14と圧倒。24得点を挙げたカイル・ラウリー(32)がコートに入ったのは5分45秒で、デローザンは8分29秒と遅かったが“セカンド・ユニット”が試合をうまくまとめる結果となった。

 ウィザーズはブラドリー・ビール(24)が42分出場して6本の3点シュートなどで32得点を挙げ、ジョン・ウォール(27)は40分で23得点。しかしラプターズがバックコートの主力コンビをベンチに下げている間に、皮肉にも点差は開いていった。このシリーズは第5戦まではすべてホームチームが勝っていたが第6戦ではロードチーム(ラプターズ)の勝利。ウィザーズの地元ファンはその多くが試合終了を待たずに帰路についていた。

 なおラプターズは東地区準決勝で、4位キャバリアーズ対5位ペイサーズの勝者(3勝3敗)と対戦。過去2年はいずれもキャバリアーズに行く手を阻まれて敗退しているだけに、ファイナル初出場を果たすには重要なシリーズになりそうだ。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=ラプターズ(44・4%)、ウィザーズ(40・5%)

 ▼3点シュート成功率=ラプターズ(28・0%)、ウィザーズ(36・4%)

 ▼FT成功率=ラプターズ(78・9%)、ウィザーズ(95・2%)

 ▼リバウンド=ラプターズ(47)、ウィザーズ(42)

 ▼アシスト=ラプターズ(18)、ウィザーズ(12)

 ▼ターンオーバー=ラプターズ(7)、ウィザーズ(14)

 ▼速攻ポイント=ラプターズ(16)、ウィザーズ(18)

 ▼ペイント内ポイント=ラプターズ(56)、ウィザーズ(32)

 ▼ベンチスコア=ラプターズ(34)、ウィザーズ(20)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ラウリー(ラプターズ=24)、ビール(ウィザーズ=32)

 ▼チーム最多リバウンド=バランチューナス(ラプターズ=12)、モリス(ウィザーズ=15)

 ▼チーム最多アシスト=ラウリー(ラプターズ=6)、ウォール(ウィザーズ=8)

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