新垣比菜、初首位タイ発進 “黄金世代”19歳はばたいた!

[ 2018年4月28日 05:30 ]

女子ゴルフツアーサイバーエージェント・レディース第1日 ( 2018年4月27日    静岡県 グランフィールズCC 6515ヤード、パー72 )

5アンダーの首位タイでホールアウトし、笑顔でタッチをかわす新垣(左)
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 19歳で女子プロ“黄金世代”の一人、新垣比菜(ダイキン工業)が、首位発進を決めた。8バーディー、3ボギーの67をマーク。永井花奈(20=デンソー)とともにリーダーボードの一番上に躍り出た。今季、不調に苦しむイ・ボミ(29=韓国)は首位と1打差の3位と久々の好スタートを切った。

 インからスタートした新垣は、最終9番のパー4をバーディーで終えると小さくうなずいた。プロ初の初日首位スタート。クラブハウスのアテスト会場に向かう足取りも軽やかだった。

 「今日は凄くいいゴルフができました。首位発進することができて、凄くうれしいです」

 前半は3バーディーを奪うも、パー5での2つを含む3ボギーと出入りの激しいゴルフ。だが、後半は圧巻のバーディーラッシュを演じた。1番のパー5で6メートルのバーディーパットを決めると、3番のパー4でもカラーからの5メートルをカップイン。5バーディーを奪い「後半は凄く良かった。パットが入ってくれた」。前半の9ホールを経て「(グリーンのラインの)イメージが出た」と、笑顔で振り返った。

 沖縄出身で、勝みなみや米ツアーに挑戦中の畑岡奈紗ら“黄金世代”の一人だ。ツアーを転戦する生活は「家に帰れなくて寂しい」と肩をすくめる。だが、今週は月曜日に同学年の小祝さくらと三島市内でディズニー映画の「リメンバー・ミー」を観賞。「面白かったです。基本は泣かないけど、ウルウルきました」と、リフレッシュしたことも好スコアの要因となった。

 ここまで5試合でトップ20入りはなし。最終日に崩れることが多く「パットが入らなくなるんです」。その対策を問われた19歳は「対策をしようとしていたところで…。気持ちで頑張ろうかな」と笑った。今季はまだ、同世代で優勝した選手はいない。“黄金世代”初V一番乗りを目指す。

 ◆新垣 比菜(あらかき・ひな)1998年(平10)12月20日生まれ、沖縄県出身の19歳。宮里藍に憧れ、8歳でゴルフを始める。16年日本ジュニア優勝。沖縄・興南高2年の時に下部ツアーのラシンク・ニンジニアRKBレディースで史上3人目のアマチュア優勝。趣味は映画観賞で好きな映画は「ワイルド・スピード」。リラックス法は湯船につかること。1メートル65、56キロ。

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