ペリカンズが敵地で連勝 ホリデー33得点 トレイルブレイザーズは窮地

[ 2018年4月18日 16:44 ]

33得点を稼いだペリカンズのホリデー(AP)
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 NBA西地区6位でポストシーズンに進出したペリカンズは、敵地ポートランド(オレゴン州)で3位トレイルブレイザーズを111―102(前半54―59)で撃破して2戦2勝。前半終了時点で5点差を追う展開だったが、第3Qを33―19として流れを変えた。

 ガードのジュルー・ホリデー(27)は38分出場してプレーオフ自己最多の33得点をマーク。昨季のプレーオフ(出場3試合)では平均6・3得点だったが、今季は2戦平均27・0得点と素晴らしい活躍を見せている。

 球宴選出のセンター、ディマーカス・カズンズ(27)を左足アキレス腱断裂で欠きながらフロントコート陣も奮起。アンソニー・デービス(25)はプレーオフ自身通算6戦目で自己最少の22得点に終わったが、それでも13リバウンドと2ブロックショットを挙げてチームを引っ張った。

 ベテランガードのライジョン・ロンド(32)はプレーオフ通算11回目のトリプルダブルは逃したが16得点、10リバウンド、9アシスト。ロンドがボールに触れている機会が多くなったことでホリデーの負担が減り、ホリデーのフィールドゴール(FG)成功率は58・3%にまで高まった。

 トレイルブレイザーズにとっては地元ファンを落胆させる痛恨の連敗となった。第3Q途中で11点差を追う展開になりながら、第4Qの4分29秒と8分17秒に2度同点。8分40秒にはこの日11得点のモーリス・ハークレス(24)が3点シュートを成功させて100―99と再逆転に成功したものの、このあとホリデーらに3本の3点シュートを決められてリズムを失った。

 今季リーグ4位の26・9得点を記録していたダミアン・リラード(27)は40分出場しながら17得点止まり。ペリカンズのハードチェックにあってなかなか楽にシュートを打たせてもらえず、今季43・9%あったFG成功率はこの2試合で31・7%にまでダウンした。

 なおこのシリーズの第3戦は場所をペリカンズの地元ニューオーリンズ(ルイジアナ州)に移して19日(日本時間20日)に行われる。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=ペリカンズ(51・2%)、トレイルブレイザーズ(45・1%)

 ▼3点シュート成功率=ペリカンズ(50・0%)、トレイルブレイザーズ(37・5%)

 ▼FT成功率=ペリカンズ(68・4%)、トレイルブレイザーズ(80・0%)

 ▼リバウンド=ペリカンズ(43)、トレイルブレイザーズ(45)

 ▼アシスト=ペリカンズ(25)、トレイルブレイザーズ(20)

 ▼ターンオーバー=ペリカンズ(14)、トレイルブレイザーズ(16)

 ▼速攻ポイント=ペリカンズ(7)、トレイルブレイザーズ(4)

 ▼ペイント内ポイント=ペリカンズ(50)、トレイルブレイザーズ(46)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ホリデー(ペリカンズ=33)、マッカラム(トレイルブレイザーズ=22)

 ▼チーム最多リバウンド=デービス(ペリカンズ=13)、アミーヌ(トレイルブレイザーズ=15)

 ▼チーム最多アシスト=ロンド、ホリデー(ペリカンズ=9)、マッカラム(トレイルブレイザーズ=6)

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