柔道女子代表 女子ラグビー選手から刺激 阿部詩「体の強さは凄い」

[ 2018年4月18日 17:33 ]

ラグビーのタックルの練習をする柔道女子52キロ級の阿部詩
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 柔道の女子日本代表が18日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで、7人制ラグビーの女子強化選手との合同練習を行った。合同練習は増地克之監督の「新しいルールで延長戦が多くなった。最後までスタミナを切らさず戦いきるための心肺機能を高める」というたっての希望から、日本ラグビー協会側に打診して実現したもの。午前中からランパスやタックル、スクラムなどのラグビー練習から、受け身や寝技といった柔道の練習まで、多彩なメニューで双方の競技を学び合った。

 初めてラグビーを体験したという52キロ級の阿部詩(兵庫・夙川学院高)は「ラグビー選手の体の強さは凄いと思った。体幹の強さは勉強になる。使ったことがない筋肉も使っていい運動になった」と話した。一方、元日本代表FBの松田努氏を父に持ち、20年東京五輪代表入りの期待が懸かる松田凜日(りんか=栃木・国学院栃木高)も「新鮮だった。世界で戦っている選手の姿勢を学べた」と刺激を受けた様子だった。

 柔道女子日本代表は、昨年はレスリング代表と合同練習を行っている。増地監督は今後も他競技との合同練習を通じて、東京五輪へ向けて選手の強化を図る方針だ。

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2018年4月18日のニュース