貴ノ岩が初黒星 2連勝で止まる 相撲勘や体の反応は「ボチボチです」

[ 2018年3月13日 15:58 ]

大相撲春場所3日目 ( 2018年3月13日    エディオンアリーナ大阪 )

貴ノ岩(左)は寄り切りで照強に敗れる
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 西十両12枚目の貴ノ岩(28=貴乃花部屋)が初黒星を喫した。東十両12枚目の照強(23=伊勢ケ浜部屋)との一番は、右を差しを封じられて懐に入られた。。もろ差しの相手を小手投げで振ろうとしたが及ばず、上体が起きてしまい寄り切られた。初日から2連勝と順調な滑り出しだったが、つかまえきれずに2連勝で止まった。

 1メートル68と小柄な照強とは本場所での対戦はなし。やりにくさがあったかと問われると「普通に」と答えた。日を追うごとに動きがよくなっている感触があるかという問いには「それは、分からないですね」と話した。相撲勘や体の反応は「ボチボチです」と捉えている。土俵入りや取組では連日、大歓声を浴びている。「いい相撲を取りたい」と勝敗だけでなく相撲内容にもこだわっていきたい考えだ。

 照強は傷害事件を起こした元日馬富士と同じ伊勢ケ浜部屋の所属だが「土俵の上では関係ない。男と男の勝負。他人事を持ち込んだら勝負できない」と被害者である貴ノ岩が相手でも余計なことは考えなかった。「向こうの方が実力があるので、自分の相撲えを取ろうと思っていた。向こうも(休場明けで)稽古をしていないので、隙があるかなと思った」と気迫を前面に出し、2勝1敗と白星を先行させた。

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2018年3月13日のニュース