希善龍 血まみれの取り直しで連勝「お客さんも喜んでくれた よかった」

[ 2018年3月13日 15:48 ]

大相撲春場所3日目 ( 2018年3月13日    エディオンアリーナ大阪 )

顔面から血を流す希善龍
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 東幕下8枚目の希善龍(木瀬部屋)が、血まみれで臨んだ取り直しの一番をものにし、2連勝とした。

 「お客さんも喜んでくれたので、よかったです」

 一山本と激闘。最初の一番は、希善龍の右からの小手投げと、相手の下手投げが打ち合う形で両者譲らなかった。希善龍は手を付かずに顔面から土俵に落ち、しばらく動けず。起き上がると顔の左側は血だらけだった。左目のコンタクトレンズも落ちてしまった。

 ペインティングしたかのような顔で、取り直しの一番。またもや同じような形になったが渾身の力で、今度は投げ勝った。

 「顔から落ちたことは、まだよかったかな。取っているときは痛くなかった。けど、今はメッチャ痛い」と、大きな擦り傷をタオルでふいて、笑顔を見せた。

 希善龍はこれまで8度、十両に昇進も、十両で勝ち越した経験はない。先場所も西十両14枚目で大きく負け越して幕下に転落。「十両で勝ち越したい」と、9度目の十両昇進を目指す。

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2018年3月13日のニュース