沙羅3位で54勝目ならず 自己ワースト更新9大会連続未勝利 伊藤が2位

[ 2018年1月21日 18:33 ]

<女子スキージャンプW杯蔵王大会>大ジャンプで3位入賞した高梨沙羅
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 ノルディックスキーのジャンプ女子ワールドカップ(W杯)は21日、山形市のクラレ蔵王シャンツェ(ヒルサイズ=HS102メートル)で個人第8戦が行われ、男女を通じて歴代単独最多となる54勝目が懸かっていた高梨沙羅(21=クラレ)は89メートル、91メートルの合計215.4点で3位に終わった。

 優勝は97メートル、101メートルで合計245.9点を叩き出したマーレン・ルンビ(23=ノルウェー)。2位には90.5メートル、91.5メートルの合計215.7点で伊藤有希(23=土屋ホーム)が入った。

 横殴りの雪が降り続く厳しいコンディションの中、50人が30人に絞られる1回目で高梨は49番目に登場。89メートルを飛んで114.6点で4位につけた。1本目を終え、97メートルを飛んだ総合首位のルンビが125.4点でトップに立ち、90.5メートルを飛んだ伊藤が118.4点で2位につけた。

 2回目の27番目に登場した高梨は91メートルを飛んでこの時点でトップに立ったが、29番目に登場して91.5メートルを飛んだ伊藤に合計215.7点で抜かれ、30番目に飛んだルンビは100メートル超えの大ジャンプを見せる圧勝だった。

 昨季W杯総合優勝の高梨は14日の札幌大会で今季最高の2位に入ったが、19日の第7戦は4位。20日の団体第2戦で2位のスロベニアに50点以上の大差をつけて完勝した勢いに乗って個人優勝の期待も高まったが、W杯9大会連続未勝利と自己ワーストを更新する結果となった。

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