貴親方また不在 鏡山理事が訪問も滞在1分 診断書提出まだ

[ 2017年12月9日 05:30 ]

貴乃花部屋を訪問した鏡山危機管理部長は大勢の報道陣に囲まれる
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 大相撲の元横綱・日馬富士(33)から暴行を受け、冬巡業を休場している平幕・貴ノ岩(27=貴乃花部屋)の診断書は、8日までに提出されなかった。日本相撲協会は、危機管理部長を務める鏡山理事(元関脇・多賀竜)らが5日に続いて東京都江東区の貴乃花部屋を訪れたが、この日も師匠の貴乃花親方(元横綱)は不在。診断書提出を求める文書をポストに投函(とうかん)しただけの前回とは違い、この日は関係者と接触して部屋の中に入ったが、滞在時間1分。またしても文書を渡しただけで引き揚げた。

 鏡山理事は「今日は何もない」と話しただけ。八角理事長(元横綱・北勝海)は「連絡がつかないから行った。電話をしてもかかってこないから」と説明した。

 相撲協会の危機管理委員会は、元横綱が書類送検された後に貴ノ岩の聞き取り調査を行いたい意向。だが、貴ノ岩の状態が判明しない限り、調査がいつになるか分からない。20日の横綱審議委員会、臨時理事会までに最終報告はまとめられるのか。先行き不透明な状況が続いている。

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2017年12月9日のニュース